結婚の準備
挙式までの予定表

新生活の準備

住居をさがす
住居も手回しよくさがさないと、思うようには見つかりません。都営、公団、協会などのアパートの募集期にあたっていれば、申し込んでみるのもよいでしょう。へやを求むの新聞広告を出すのも案外よい方法です。家主と直接交渉ができて、周旋屋を通すよりも経済的にも安心です。(「新生活の準備」参照)
四月二十五日、青野さんはやっと住居を見つけました。都内の個人アパートで、四帖半、`六帖の二間です。五月一日から入居の手続きをとりました。

家具類を整える
末子さんの考えでは、家がきまってから家具、台所用品を買うことにしていました。もちろん、その前から、あれこれと品定めをして、買物計画はほとんどできていたのです。
このやり方は、どなたにもおすすめしたいと思います。住まいの広さ、転勤の有無、両親との同居別居の別。また、下宿をしていた新郎なら、すでに持っている台所用品などもあるはず。そんなことを確かめてから、必要なものだけの買い物にとりかかれば、ずっと合理的、経済的です。
買い物は、こまかいものまでメモをしておいて、手順よく、買い忘れのないように整えましょう。

荷物送リ
五月十一日、玲二氏の荷物が新居へ届きました。末子さんは、兄嫁さんと早朝から大そうじ。玲二氏の荷物につづいて、デパートや商店から、末子さんの荷物も届きました。(末子さんは、期日を約束して、売場からアパートへ直送してもらったのです)
今晩から玲二氏はアパートに泊まります。
お米や調味料なども、末子さんが実家から持って来ました。
翌日、末子さんの荷物の目録を、兄嫁が青野家へ持って行きました。目録は用紙を買い、末子さんが筆で書いたものです。
従来のやり方・・末子さんの場合は、目録だけを届ける、新しい荷物送りの方法です。
従来は、挙式の三、四日前に、花嫁の荷物を新郎方へ送るのに、次のようにしました。
花嫁方では、親しい身内か知人のしっかり条した人を、荷宰領に頼み、祝い酒を出して、「どうぞよろしくお願いします」と、目録とたんすなどのカギを託します。
荷物目録は奉書に書きますが、受取り人や差出し人の名前は書かないのが普通です。(上記参照)
荷宰領は、先方へ着いたら、新郎方で待ち受けている仲人に、「本日はおめでとうございます。○○さんから荷物をお届けにまいりました」とあいさつして、目録とカギを渡します。仲人は荷物と目録とを引き合わせ、新郎方の責任者へ「○○さんから荷物が届きました。照し合わせましたから、お納めください」とあいさつして、目録とカギを渡します。
仲人が来ていない場合は、荷宰領から、新郎方へ直接渡してよいのです。
新郎方では、同じ形式の受け書を書いて、荷宰領へ渡します。
めでたい日なので、両方の家で荷宰領、仲人、運転手などに、祝儀を出し、祝い酒でもてなすのが、今までの習慣です。
しかし今は、酒肴料としてお金を包み、お茶程度ですますことも多くなってきました。酒肴料は、両家であらかじめ打ち合せ、同額ずつにします。
ところで、最近は両親と別居する若夫婦がふえてきたため、荷物送りもずっと簡単に、経費をかけずにする傾向が目立ちます。
そうじ・・荷物送りの前に新居のそうじをすることも、二人の予定に入れておきましょう。
特に薪築のアパートや家では、ほこりがひどくて大変です。ほうき、バケツ、ぞうきんの用意も忘れずに。

あいさつ回リ
末子さんは、挙式の一週間前から、親戚や知人を訪問して、結婚のあいさつをしました。
日頃ごく世話になる人や、結婚について特に骨を折ってもらった人へは、挙式前に報告し、「今後竜よろしく」とあいさつするのが礼儀です。ただし、忙しいときですから、最小限にとどめ、あとは結婚後二人で訪問し近況報告をするのがよいでしょう。

婚姻届、転出届
婚姻届・・挙式当日に届け出るには、前もっで用紙をもらい、証人の捺印をお願いして、すませておきましょう。
当日は、自分で、または家族などに届け出を頼みます。
転出届・・挙式の一、二日前に転出届をし、旅行から帰ったら、すぐに転入届ができるように準備しておきましょう。


お祝いのあげ方、もらい方
あげ方
アメリカでは、結婚や出産のお祝いをシャワー(ウェディグシャワτなど)といいます。結婚の日がきまると、花嫁の女友だちが集まって、私は何、あなたは何、とお祝い品を相談し合い、用意した品々を山と積み上げて、当日までは花嫁にも知らせずにおきます。
みんなからのお祝い品で、新家庭で使う必要品はほとんどまにあってしまうくらいですが、あげる方にはあらかじめ相談ができていますから、品物がダブることはないそうです。
私たちの周囲でも、最近は、ほしいものを聞いてからあげることが多くなりました。食器の色一つにもこまかい配慮を示す花嫁が多くなっている折から、品物の種類だけではなく、色や形まで確かめたほうが親切です。
種類でいえば、ありふれたベリーセットなどより、ざる、どんぶり、小鉢、盆などがかえって喜ばれます。
ためしに新家庭に聞いてみると、「まだおどんぶりがないわ」という答えが意外に多いものです。
もらい方
小島真津子さんは、新郎と相談して、新居にほしい品物とその値段をすっかり書き出して、一覧表を作りました。「何かお祝い品を」という方には、この一覧表を示して、「いただけるものに、お名前を書いておいてください」とお願いしましたから、希望どおりの品が一つもダブらず集まったわけです。